ペットフードは年々進化し、カロリーや栄養バランスはもちろん、最近では酵素を含むものも市販されています。
これまではペットが食べやすい形状であることや味が重視されてきましたが、今の主流はペットの健康を考える商品であること。
知られざる「酵素ペットフード」についてご紹介します。
人間同様、ペットにも酵素が必要?
近年は動物医療の発達や住宅事情の影響もあり、ペットの高寿命化が進んでいます。
人間同様、高齢化したペットの健康管理や、狭い住宅での運動不足に悩む飼い主も多く、ペットの体の中から健康に気を使う、という考え方が浸透してきています。
そこで、人間にも注目されている酵素を、ペットフードにも取り入れる動きが出ているのです。
室内で飼育されるペットの多くは、食事も環境も人間に管理され、一見すると健康で見た目もきれいに整って見えます。
しかし中には、腸内環境が悪化しているペットも少なくありません。
これは、加熱処理されたペットフードだけを食べていると起こりやすくなる現象なのです。
犬や猫はもともと肉食ですが、肉食の野生動物は生の肉を食べて生きています。
そこには多くの酵素や生きている微生物が含まれ、腸内環境にも良い影響を与えてくれます。
しかし、ペットフードには酵素や微生物が含まれていないので、自然と便秘がちになったり、酵素不足になったりしてしまうのです。
ペットフードに含まれる酵素とは
ペットフードメーカーや酵素食品メーカーでは、ペット専用の酵素フードを製造しているところが増えています。
もともとあるペットフードは栄養バランスを考えて作られていますが、ペット自身の持つ酵素を消費するばかりで、酵素を増やすという考え方では作られていませんでした。
人間同様、ペットも生きていく上で酵素が必要不可欠です。
酵素が不足すると体の老化が早まり、生活習慣病や肥満といった症状が出やすくなるのです。
そこで、野菜や発酵食品を使った酵素入りペットフードが開発されたのです。
生食のできないペットだからこそ、ペットフードで酵素を補うことが有効です。
ペット自身の酵素生産性をあげてやれば、長生きでも健康的な生活を送ることができるのです。