食べる物や健康食品には気を使うのに、腸内環境には気を使っていない、なんてことありませんか?
便秘や冷え性など、腸内環境の悪化から体調を崩すこともあります。
実は、体内の酵素についても、腸内の環境が大きく影響しているのです。
腸内環境を整えると、体内の酵素も増える?
体の中でさまざまな化学反応を起こす触媒として使われる酵素。
体のどこで作られているか知っていますか?
実は、腸内細菌によって体内の酵素が作られているのです。
腸内にはいろいろな種類の最近が存在していますが、体に有益な「善玉菌」と、体に有害な「悪玉菌」がいます。
善玉菌は良い酵素を作り出し、悪玉菌は有害な酵素を作り出すのです。
そもそも腸は、食べ物から有効成分を吸収し、体内に入ってきた毒素を排出する場所です。
しかし何らかの理由で腸の働きが弱まったり、毒素が溜まりすぎてしまうと、腸内に悪玉菌が増えてしまうのです。
つまり、体に良くない酵素が増えてしまいます。
元気があって老廃物や毒素がきちんと排出されている腸内では、善玉菌が活発に活動しています。
美容や健康に良い酵素が多く作られ、体の中から酵素が充実していくのです。
腸内環境を整える方法とは?
では、実際にどうしたら腸内環境が良くなるのでしょう?
それには、毎日の食事と生活習慣が大きく影響します。
例えば腸内環境を良くする食べ物といえば、新鮮な野菜や果物。
特に食物繊維を多く含む食べ物は、腸内をきれいにしてくれる働きがあります。
リンゴやバナナといった果物、キノコ類や海藻類がおすすめです。
逆に、腸内環境を悪くする食べ物といえば、肉やタンパク質の多い物。
これらは悪玉菌のエサとなるので、取りすぎには注意が必要です。
他にも、ヨーグルトやチーズ、漬物や納豆などの発酵食品は腸内環境を整えてくれます。
発酵食品には乳酸菌が多く含まれ、整腸作用や抗菌作用、免疫活性化といった働きが期待できるのです。
生活習慣の面では、運動不足とストレスに注意したいところです。
運動不足は腸の働きを鈍くしますし、ストレスによって自律神経が乱れ、便秘になりやすくなるのです。
毎日の生活を見直して、腸内環境を整えること。
これが自分の力で酵素を増やすことにつながるのです。