酵素は単体で働くと思っている人もいるかもしれませんが、実は活動するときに必要なパートナーがいるのです。
それが「補酵素」。
両者の関係は、まさに「なくてはならない存在」なのです。
補酵素って何?意外と知らない酵素のパートナーについて
酵素の中には単体で働く物もありますが、多くの酵素には補酵素が必要となります。
この補酵素というのは、酵素の働きを助けたり、酵素が活動するのに必要な材料を運搬する役目を持っています。
また、酵素は主にタンパク質からできていますが、補酵素はタンパク質以外のものでできていて、多くのものがビタミンとして知られているのです。
酵素と補酵素がつながることで、体内の化学反応を起こしたり、その結果できたものを体中へ運ぶことができるようになる、というわけです。
例えば、野菜や果物に含まれるビタミンB1も、補酵素の一つです。
さらに、化粧品などに含まれ美容効果があるとして有名なコエンザイムQ10も、実は補酵素の一つなのです。
補酵素はどのようにして摂取できるか
体内の酵素を増やすためには、腸内環境を良くする必要があります。
そのためには新鮮な野菜や果物を毎日食べ、アルコールやタバコなどの嗜好品を控えることも大切。
それでは補酵素はどのようにして増やせばいいのでしょう?
補酵素はビタミンB類が多くなっています。
これは野菜や果物、発酵食品に多く含まれていますので、日々の食事に積極的に取り入れるという方法があります。
気をつけたいのが、化学調味料や添加物をあまり摂らないようにする、ということ。
コンビニのサラダやサンドイッチには、野菜を新鮮でおいしそうに見せるために添加物が使用されていたりします。
また、市販のお惣菜やお弁当なども、意外と化学調味料が多く使われています。
化学調味料や添加物は酵素を大量に消費します。
補酵素を摂るのに逆効果となりおすすめできないので、市販のもので食事を済ませるときは気をつけましょう。
体内の酵素を増やしつつ、補酵素も積極的に摂るようにする。
これが、酵素ダイエット、酵素健康法の隠れたポイントなのです。